火のある生活

火のある生活 暮らしのこと

僕の田舎暮らしに欠かせないもの。

それは火だと思っていた。
薪を割り、薪ストーブで暖をとる。
古本屋で手に入れた「山からの手紙(田渕義雄さん著)」を読んで、その希望はますます強くなった。

暖かくなれば庭で調理をし、寒くなれば家で暖をとる。


四季を楽しんで遊ぶ

外で遊ぶようになってからは、春になれば釣りをはじめ、秋になれば釣竿をたたんで山に出かけ、冬には雪を楽しんで、たまに海に出かける。
渓流釣りの解禁となる3月はまだ寒く「そろそろ釣りの準備か」と思いながら鈍った体を動かすために山に登る。

3月下旬から4月にかけては、僕の住む宮崎ではイワツツジやミツバツツジが咲き始め春を感じるようになる。
友人から毎年山菜をいただいて天婦羅を楽しむのもこの頃だ。

4月の下旬から5月にかけては、宮崎県北部でアケボノツツジの開花を楽しみ、いよいよ釣りも忙しくなる。
近くの沢では山ビルが元気になり、よく血を流しながら釣りをする時期である。
梅雨に入る前にクライミングに行こうと、宮崎県延岡市の比叡山へクライミングに誘われるのもだいたいこの季節だ。

6月にはササユリやツチビノキ(宮崎県延岡市の奥地に咲く固有種)を眺めにいったり、梅雨の雨の合間に釣りに出かけたり。
川の水嵩も増して、いよいよ釣りも楽しくなる季節。

7-8月はひたすら水を求めて、釣りに出かけたり、沢登りに誘われたり。
水嵩も増えて餌も豊富な肥えた魚を探したくなる季節で、朝も早く波乗りに誘われることも増える時期。

9月はいよいよ釣りの最終月。美しい婚姻色の魚を求めて渓に出かけたくも、なんだか忙しかったり疲れていたりであまり釣りに出かけきれない釣りシーズンの最後。

10月からは紅葉を探しに山を歩いて、冬になれば出不精になる。

大体毎年、そんな一年を過ごすのがルーティンのようになっている。
だけれども、賃貸マンションに住んでいると結局家の中は味気なかった。


家でも四季を楽しむ

そんな生活をしている中で、妻の希望もあり家を購入した。
僕の譲れない条件はオーディオと薪ストーブ。冬は暖かい家で薪ストーブを眺めたり、音楽を聴いたり、ギターを弾いたり楽しみたい。
「山からの手紙」を読みながら、妄想を膨らませ家を建てた。

冬に薪を準備して、暖をとりながらくつろぐ。火を眺めてのんびりと。
ここまでは理想通りだが、音楽を聴くことよりドラクエをする時間がしばらくは長かった…

ゲームに夢中な時間も終わり、今は薪ストーブは我が家の重要な暖房だ。
たまには焼き芋を作っていただく。
新鮮だった薪ストーブも今では家の一部。今日もゆらゆらと美しい炎が家族を温めております。


今年は庭でも四季を楽しむ

宮崎県は2月頃から徐々に春の空気を感じるようになる。
今年からは庭でも目一杯四季を楽しもうと、似合わないガーデニングでもはじめてみようかと妄想を楽しんでいるところだ。

僕は家に人を呼ぶのがあまり得意ではない。妻も同様に人を呼ぶのがあまり得意でない。
なぜなら二人とも気遣いで、おもてなしに気を使いすぎて疲れてしまう。
だから自宅に遊びに来てくださるのは、懇意な友人くらいだ。

だったら、せっかく来てくださる友人にも四季を感じてもらいたい。
たまには庭で採れた野菜とでも一緒に。何より自分も四季を楽しむために。

家に火があるのは良いことだ。