市房山より霧島を眺める

市房山から霧島連山を眺める オススメ

気に入っている山はもちろん歩いて登っても楽しいが、別の山から眺めるのもまた美しい。
自分のお気に入りの場所は、歩くことだけでなく眺めることも楽しいものだ。
たまには山を歩きながら「向こうの山はなんだろうか」と確認して、その山から歩いた山を眺めると違った表情を見せてくれる。
低い山でも十分に楽しめるものだ。


霧島連山を眺めに市房山へ

昨年末の話であるが、素敵な友人夫妻を市房山(いちふさやま)へご案内させていただいた。
「案内」とは名ばかりで一緒に歩いて楽しんだだけの話だが、目的は美しい霧島連山を山の上から眺めることだ。

市房山は宮崎県西米良村と熊本県の県境に位置する山で標高は1721m。
宮崎県の中では標高の高い山であり、西米良村の「市房山」「石堂山」「天包山」の名峰3つでなる「米良三山」の1つである。
宮崎県側から登るには、西米良側の1合目から登るコースと5合目から登るコースがあるが、5合目から歩けばハイキング気分でのんびりと山歩きを楽しめる僕の好きなコースである。
(宮崎県で1700m以上の標高の山はわずかしかない)

女性的とでもいうのだろうか、非常になだらかで歩きやすく険しい箇所もない。
周囲の景観は人工林や伐採の後もあり「原生林」的な美しさがあるとは決して言い難いかもしれないが、とても好きな山である。
コースを歩きながら隣には「石堂山」や「天包山」を眺めることができ、反対側には遠く霧島連山を眺めながらゆったりと歩くことが出来る。
今回はその霧島連山を眺めることが目的だったのだ。

※西米良村から「市房山登山口」に向かう際、最後に一ツ瀬川にかかる上米良橋を渡る。右側に曲がれば1合目から、左側に曲がれば5合目からの登山口につながる。
崩壊や落石がない限りは5合目まで、整備された道路なので手軽に訪れやすい。


友人と気楽に

ここ数年は一人で山を歩くことよりも、複数人で楽しみながら歩くことが多くなった。
おおまかなペース配分だけは何となく気にしながら、花が咲いていれば花を眺めて、鳥が鳴けば鳥を探し、紅葉があれば紅葉を楽しむ。
カメラを持ってのんびりと歩くのが最近は何より気楽で楽しい。

この日もリンドウや紅葉を楽しみながら、秋の空気を感じ暖かなハイキングを楽しんだ。
他愛もない話をしているので、何を話したかは全く覚えていないのだが…
ただ、霧島連山の眺めは素晴らしく美しい。

市房山より霧島連山を眺める

友人夫妻と、市房山より霧島連山を眺める

珍しく妻も一緒だったので、二組の夫婦で時折霧島連山を眺めては休憩する。
途中から展望が良くなるので、疲れも感じにくく非常に快適なハイキングを楽しめるお奨めのコースだ。
余談だが妻は以前に無理矢理、山歩きに引っ張り出していたので最近ではめったについてこなくなってしまった…


山頂には十分に休憩できるスペース

市房山の山頂は広い。
熊本側の美しい景色を堪能しながらのんびりと珈琲をいただくには最適である。

残念ながら山頂では見知らぬ方に「5合目から登るなんて登山じゃない」とせっかくのハイキングのお気楽ムードを壊されてしまった。
そんな声をかけてしまっては、もしも初めての山歩きの方だったりすると美しい景色も台無しになってしまう。
これから市房山を歩いてみよう。なんて思っている方は気にせず行きたいコースを歩けばいい。
お手軽だろうが、自分にとってはキツイと思っていようが、楽しいことが一番である。

ちなみに市房山に登るのは熊本県側からも登ることができ、こちらのコースは歩き応えのあるコースだ。


温泉やちょっとした美味も

西米良には「西米良温泉ゆた~と」がある。
僕はあまり温泉に入らないのだが、ここは泉質もいいと評判の湯なので汗を流すには最適だ。

個人的にはこの温泉で食べることが出来る「煮しめ楽コロッケ」や、宮崎市側から道中にある湖の駅でいただくことが出来る「そばコロッケ」が大好物である。
毎回、山歩きでも魚釣りでも西米良方面に行ったときはついつい食べてしまうが非常に美味い。


西米良側5合目からのコース

とりとめのない文章になってしまったが、僕の知人でも「市房山」に行きたいという方も居る。
どのコースから登るにも楽しい山の1つで、美しい景色を楽しむためにも晴れた日に登ってほしい。

西米良側の5合目から登る市房山は、ハイキング感覚で美しい景観も楽しめるお奨めの山歩きコースである。