山の中での休憩の時間はワクワクするもので

山に登って沢沿いでひと休み 遊びのこと

はじめて体験することは何でもワクワクするものだ。
子供の頃を除いて長らくインドアな生活を送っていた僕にとって、宮崎県に移住してきてからの生活はワクワクだらけで休みが待ち遠しかった。
今では色んな事に慣れてしまったけれど、ふとした時に思い出すとまた新鮮な気持ちになる。


山の中で飯を食うこと

僕がはじめて山の中で飯を食ったのは、初めて渓流釣りに連れて行っていただいた時の事だ。
もう随分前の事になるが、はっきりと覚えている。

僕は当時は「綺麗な川=飲める水」だと思っていたほどに色んな事を知らなかった。
僕に釣りを教えていただいた先輩について、釣りや魚のことを教わりながら「腹が減ったなぁ」と思いながらも僕のデイパックにはコンビニのおにぎりしかない。「これじゃ足りそうにないな」と思いながらも釣りを教わりながらグング登り詰めていく。

少し開けた陽の当たる場所に到着したとき「さて、ここで飯にしようか」と先輩がデイパックからバーナーとコッヘルを取り出し、川の水を汲み湯を沸かす。
湯が沸くまでの間にデイパックから二つのカップラーメンが出てきて、僕の分も作ってくれる。

僕は「なんてカッコいいんだ」と感動したのを今でもはっきりと覚えている。
僕が宮崎県に来て、一番誰かをカッコいいと思った瞬間は間違いなくその時だろう。
それ以外でも僕はその先輩に危険な目に合いそうなのを何度も助けられたが、そんなことよりも「湯を沸かしてラーメンを作る」その瞬間がカッコよかったのだ。

日本で未発売のMSRのバーナーをさりげなく出して、しかも僕のカップ麺まで持っていたなんて。と思いながら滅茶苦茶に美味いカップ麺を沢沿いで一瞬で食ってしまった。


いつの間にかみんなカッコよくなっている

使ってみればバーナーなんて簡単に使える道具だが、きっとみんなもそんな道具で湯を沸かすことが「カッコいい」と思った瞬間があるのではないだろうか。
僕も色んな方とご一緒させていただいたことがあるが、最初は「すげー」などと言っていた湯沸かしも、いつの間にかみんなが普通に使って飯を食ったり珈琲を飲んだりしている姿がとても嬉しくなる。

慣れてしまえば何でもない普通のことだが、山の中を歩いて「ここらで休もうか」と腰を下ろして湯を沸かし、全く人のいない綺麗な自然の中で飯を食って珈琲を飲む。
ふと我に返ると「カッコいいなぁ」などとワクワクしてしまうことがあるのです。

こんなことを日常的に楽しんでるなんて、やっぱりみんなカッコいいですねぇ!